定期的に検査を
噂の予防医療というと人間ドックなどで定期的に検査を受け、早期発見、早期治療というのが一般的です。何の気なしに受けている人も多いのではないでしょうか。予防医療とは、病気にならないように未然に防ぐ医療です。他の医療と大きく異なる点は、病院に行くかどうかを決めるものは「本人の意思」だけ、ということです。つらい症状があるわけでもなし、健診で受診を勧められたわけでもなく、自分自身の「健康維持・増進の意識」だけが動機になります。その重要性をわかっていることを、医療関係者も知っています。
ただ、病院で「どんなことをしているのか」がわからない、また、自分のこととなると「つい後回し」に、ということは多いのではないでしょうか。他の人のことですと、気が付けるのに自分のことは大丈夫と過信してしまいがちです。他の人にかける優しさを少し自分にもかけてみたらどうでしょうか。近年高齢化社会に突入した日本では、法整備も進み益々平均寿命も延びていますがその長い人生の中で生活の質が問われる時代にもなりました。
心身共に健康で
いくら長寿あっても多くの疾病を抱えての闘病生活の晩年では、長寿の意味が無いと思います。元気に長生きがしたいとはだれもが思うことなのではないでしょうか。出来れば病院にはかかりたくないですよね。平均寿命が延びる事は、大変結構なことですが、実は、その人生が心身共に健康で実りの有る生活を送れるかが最も重要であると考えます。予防医学とは、疾病の発生・経過・分布・消長とそれに影響をおよぼす原因を 研究し、疾病の予防を行うことや、病気になりにくい心身の健康増進を図るための学問です。
狭義には、「病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作る。病気を予防し、健康を維持する」という考え方に基づいている医学といえるのではないでしょうか。定期的に受ける人も多いと思いますが、人間ドックや健康診断も予防医学の一つです。また、アーユルヴェーダなどの伝統医学も予防医学的な考え方を持っているようです。治療医学とは異なり、保険の適用にならないため、現在はあまり普及していません。
病気になる前の状態を未病という、とコマーシャルでも聞きますが、未病の状態で治してしまえるのが、後あとの治療も回復も早く済むのではないでしょうか。病気も体調不良も生活習慣からきていることも多くあるでしょう。一度見直してみるのも良いのではないでしょうか。